まず、はじめに、1938年の創立以来82年という長い間、当社製品をお買い求めいただいたお客様・代理店様、材料・製品・サービスを供給いただいた協力会社の皆様に感謝すると同時に、この発展を支えてきていただいたトクハツの諸先輩方のご努力に心より敬意を表します。
さて、主要なお客様である自動車業界が100年に一度の大変革の時代と言われる中、私たちは、100周年に向けて、ぶれることなく、更に無駄のない『スリムで強靱な体質』を目指すため、国内2か所の生産拠点で本格的にTPS にチャレンジしています。
2013年に建設した三田工場は、中国生産から日本に回帰したスプリングワッシャ製造ラインが稼働しております。この画期的なラインに次ぐ第2段階として、TPSの思想を徹底し『 Simple and Compact 』を極めたプレス加工ラインの構築を進めております。2019年11月に建屋の増築が完了し、2020年夏にはトクハツの独自技術である『プレスで加工する超微細溝』の本格的な量産ラインの稼働が開始できる予定です。
今後も有力なマーケットである中国では、『安心・安全な工場から日本品質の製品を提供』をスローガンに掲げ、超微細溝の中国国内への供給も視野に入れて、お客様に満足していただける製品の供給体制を整えます。
これら日本・中国の取り組みによって、お客様のご要望に、より迅速かつより的確にお応えできるものと確信しております。
トクハツは、『ニーズをカタチに!』をモットーに、『開発』から『ものづくり』までお客様に満足していただける価値ある製品づくりに邁進し、ゆたかな社会づくり・地域づくりに貢献して行く所存でございます。
今後とも、ご愛顧をいただけますよう、また、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
代表取締役社長 小田切 仁
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